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中国から商標「アイヌ」出願でも登録されない理由は?!なぜアイヌに目を付けた?

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中国から日本の特許庁に「AINU」を商標登録出願されたことが3日に判明。

アイヌが商標登録されない理由について調査しました。
そもそもなぜアイヌに目を付けたのかについても触れます。

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出願したのは誰?どういった理由で?

本件に関して、出願登録をしたのは、中国広東省深センの個人とされています。

開示資料によると、スマートフォンケースやパソコンのマウス
といった商品の商標として出願したようです。

中国からのアイヌ商標が登録されない?理由は?

2日時点で商標登録審査待ちの状態になっていますが、
結論から言うと、アイヌ(Ainu)の商標登録はされないとみていいと思います。

なぜなら、公序良俗を害する恐れがあるからです。

商標法には公序良俗に害する恐れのあるものは認められないという決まりがあります。
しかし、そのルールはあいまいでその時代に沿った社会通念によって判断されるものとしています。


商標法第4条第1項第7号は、公の秩序ま
たは善良な風俗(以下、「公序良俗」という)
を害するおそれのある商標は登録できない旨
規定しているが、ここでいう公序良俗がいか
なる意味合いを有するのかは、法文上明確に
はされていない。いかなる商標が公序良俗を
害するかは、その時代に応じた社会通念に従
って判断されるべきものであり、その内容は、
本来、具体的に定め得ない点に特徴がある。
引用 - 商標法における公序良俗概念の拡大

この公序良俗にあたるかどうかについて、解釈を拡大するケースが増えてきています。
例えば、ブッダという商標は公序良俗を害するとして認められませんでした。(平成18年11月27日審決)

「Buddha」「仏陀」は、仏教の開祖、釈迦ともみられ、仏教信者にとってはかけがいのない信仰のよりどころとなるものでもあるから、当該商標をその指定商品に使用するときには、「仏陀」の尊厳を損ない、信者の信仰上の感情を害し、ひいては、公序良俗を害するおそれがあるとの理由です。

「アイヌ」の場合も、民族の名称を表す言葉であり、民族的、文化的側面から見て日本人にとってかけがえのないものですし、アイヌ民族にとったらなおのことです。
一般的に考えて、公序良俗の面から、民族の名称の商標登録を許可することはありえないと考えられます。

商標法4条1法7号には、以下の内容も含まれます。

・特定の国もしくはその国民を侮辱する商標
・一般に国際信義に反する商標
・差別的もしくは他人に不快な印象を与える商標

アイヌの商標登録はこれらにも該当する可能性があるため認められないと考えられます。

現行の審査基準で挙げられている7号に該当する類型は、

その構成自体がきょう激、卑わい、差別的若しくは他人に不快な印象を与える商標
使用することが社会公共の利益に反し、又は社会の一般的道徳観念に反するような商標
他の法律によって、その使用等が禁止されている商標
特定の国若しくはその国民を侮辱する商標
一般に国際信義に反する商標
引用 - 公序良俗に反する商標とは何か? ~ 審査基準の改定 ~

なぜアイヌを商標登録しようとした?深センと日本との関係

中国の深センといえば中国全土から見ても発展した都市。
アメリカのシンクタンク(諸分野の研究機関)が2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいても世界80位。

中国のなかでは北京市、上海市、広州市に次ぐ4位に位置します。

深センはイノベーションの発展がすさまじく年率20%超で。2018年には香港を上回るGDPになりました。
SNS大手のテンセント、通信機器大手のファーウェイ、ZTE、検索エンジンの百度、など有力IT企業が深センに本社を構えます。

日本としても、京セラをはじめとして日本企業が多く進出しており、スタートアップを含む約8000社のイノベーション企業も集めています。

深センが発展を続けていく中で、より日本とに関係性も深まっているというわけです。

アイヌ商標登録はアイヌ知名度向上計画への便乗商法か?

最近では、アイヌの知名度向上を目的として主に北海道の方は活動をしていました。
4月24日には、アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を開業しています。

 ウポポイとはアイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味します。
アイヌ文化の一大発信拠点と位置付けられており、生活用具や工芸品などを展示する国内初の「国立アイヌ民族博物館」を中核とし、古式舞踊を鑑賞できる「国立民族共生公園」、大学などで保管されていた遺骨を納める「慰霊施設」で構成されています。

今回の商標登録も、知名度拡大の活動への便乗商法にのった可能性が高いです。
一部のアイヌ民族からも便乗商法として批判の声が上がっているそうです。

まとめ

自民党の菅官房長官も今回の件受けて、「公序良俗を害するケースは認められないと聞いている」と発言し、
批判の声を明らかにしました。

商標登録の審査結果は1年前後かかることもあります。
認められないことを祈ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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