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運動会や体育祭でピストルなぜ使う?音が怖いからホイッスルではだめなのか?

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運動会や体育祭の競技のとき、
スタートの合図としてピストルが使われます。
ピストル音が怖いとしてホイッスルなどに変えてほしいという声も多数。
オリンピックでは使用しなくなったのに、
なぜピストルを使うのかを調査しました。



スターターピストルとは?オリンピックでは使われない?

陸上競技や競泳、運動会などでスタートの際に鳴らす、音が出る銃を「スターターピストル」と言います。
号砲、信号機とも言います。
一般には、紙火薬を使用していますが、最近では電子式のスターターピストルもあります。

火薬を用いているスターターピストルは音と同時に白煙が発生します。
ゴール地点にいる計測員は音ではなく、白煙を見て計測を開始します。

これは、誤差を減らすためです。
スタート地点とゴール地点との距離が開くと、音が到達するまでの時間が長くなり誤差が発生します。
しかし、白煙も確認が難しい場合があります。
よって、スタータ側に補助員をつけ、信号反射板(棒の先に黒い板をつけたもの、黒板が背景となり、白煙が見えやすい)を用いることもあります。

運動会や陸上競技では双発式ピストルが使われます。
これは、火薬を2つ詰め、2つが出るという方式。
音は大きく、(弾の大きさで音の大きさも変わる)微妙にずれがあります。
「パパン」という特徴的な音が出ます。


ピストル、オリンピックでは使われていない

昔は、オリンピックでもスターターピストルが使われていました。
しかし、先述のようにピストルは音でスタートを知らせるもの。
ピストルから最も遠いランナーは、近いランナーに比べてスタートが遅くなったそうです。

マイケル・ジョンソンという米国陸上選手は平均反応速度より、約0.3秒もスタートが遅くなりました。スタートの平均反応速度が0.13~0.14秒なのでとても遅いですね。

各ランナーの後ろにスピーカーをおいても、改善されなかったよう。
スピーカの小さな音が聞こえても、発砲音が届くまで待機してしまうそうです。

現在では、消音ピストル(サイレントスターターピストル)が使われています。
これは、2010年のバンクーバー五輪から採用されました。

従来のスターターピストルは引き金を引くと音が発せられると同時に、その音を競技者の後方に設置したスピーカーからも発し、全ての位置の競技者の耳に同時に届くよう工夫してあった。しかしこの仕組みを採用しても競技者はスピーカーからの音よりもピストルからの実際の音が耳に届くのを「待って」しまい、結果ピストルから一番遠い競技者は音が最後に届くため不利に働いていたとのこと。2000 年に開催されたシドニー五輪では、米国の陸上選手マイケル・ジョンソンのスタート合図への反応速度は 0.44 秒であり、平均反応速度の 0.13 〜 0.14 秒より大幅に遅かったとのこと。これはジョンソン選手が第 9 レーンにおり、ピストルの音が到達するのに時間がかかったのが原因であったという。
引用 - スラド

運動会や体育祭で火薬式ピストルがなぜ使われるのか?

オリンピックでは火薬式のスターターピストルが使用されなくなりました。
しかし、運動会などではいまだに使用されています。

これは、音の大きさのためです。
ホイッスルの音では、ピストルと比べて音が小さい。

運動会や体育祭では、多くの人が集まり騒音も大きいです。
そのため、ホイッスルなどでは音がかき消されてしまう可能性があります。

リレーを走る人はまだしも、観客にもスタートしたことを分かりやすく伝えないといけません。そのときにピストルの方がその役目を果たせるというわけです。

ほかにもエンターテインメントとして、ピストルの方が"見栄え"があります。
ホイッスルではどこか物足りなさが残るでしょう。

オリンピックなどのようにコンマ数秒を争うものではないので、
スターターピストルは今も使われています。


ピストル音が怖い、多くの悩む声も

スターターピストルの大きな音が嫌いな人もたくさんいます。
特に、聴覚過敏や、自閉症などにとってはそれは大変不快なものです。

ピストルをやめさせた中3の女の子

最近のニュースで、聴覚過敏の中3の女の子がピストルの使用を学校にやめさせたというニュースがありました。
女の子はピストル音が気になり、不安に襲われ、競技を楽しめませんでした。
また、クラスメイトを応援することもできませんでした。
教頭先生に何度も話してもわかってもらえなかったそうです。
障害福祉相談所の協力もあり、1年かけてピストルの使用をやめさせることに成功しました。
今後はホイッスルを用いるそうです。

体育祭で使うピストル、笛に代えてもらえませんか――。高松市の中学校が聴覚過敏の少女の訴えをきっかけに、25日にある体育祭の全競技でピストルの使用をやめ、笛に代えることにした。1年かけて少女の願いがかなった。

聴覚過敏の人、身につけるウサギマーク 予想以上の拡散
中学3年の女子生徒は幼い頃から破裂音が怖かった。雷や花火の音が響くと、動悸(どうき)がし、不安感に襲われた。中1の5月の体育祭でスターターピストルの音にパニックになった。
引用 - 朝日新聞

まとめ

女の子の努力はすごいと思います。
1年もかけて説得しないとピストルの使用は変えられないのですから、
ピストル音で悩む人にとっては大変です。
運動会などで使用するのは難しいかもしれませんが、
防音用のイヤーマフなどがありますので試してみるのもいいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。







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