2020年度からレジ袋の有料化が始まります。
全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで配られるレジ袋の無料配布の廃止が決定されています。
この記事では、レジ袋の有料化がいつから始まるのか、有料化する理由についてまとめました。
レジ袋は無料で使いたいという反対の声も多いですし、少しでも無料のままでいてほしいですよね。
レジ袋有料化の延期の可能性についても考察しました。
また、レジ袋有料化はどこまでの範囲で行われていくのか今後の展開についてまとめました。
レジ袋有料化は2020年4月1日から?遅れる可能性も?
レジ袋の有料化は2020年の4月1日から始まる予定となりました。
長野県軽井沢町で開かれた、主要20カ国・地域エネルギー・環境関係閣僚会合の冒頭のあいさつにて、経済産業相は4月1日から実地を目指す方針を発表。
世耕弘成経済産業相は「4月1日に間に合うように結論を得たい」と語っています。
対象となるレジ袋の範囲や素材の定義を明確にすること、中小企業などへの配慮策の検討、など具体的な制度化にむけて準備を進めています。
現時点では4月1日を目指しているようですが、もちろん実施が遅れる可能性もあります。
反対の声も多いため、少しでも延期してもらった方が消費者としてはありがたいです。
レジ袋有料化の対象は多く、全国のスーパーやコンビニエンスストアも対象です。
そのため、対応には時間がかかるとみられ、延期になる可能性もあります。
特に、オリンピックとの関係を考えると、延期する可能性は比較的高いと思われます。
次にみていきます。
レジ袋有料化の理由、原因は環境問題とオリンピックでのアピール
そもそもレジ袋を有料化する理由は環境問題にあります。
とくに、海洋プラスチックごみに関する問題です。
世界中で、プラスチックごみが海に大量に流れる問題が起きています。
使い捨てのプラスチックの容器や包装がポイ捨てされたり、風で飛んでいくことで、川に入り海に流れたまっていきます。
政府は2020年度に開かれる東京オリンピックで、世界に向け、環境問題に対策を行っているというアピールをしたいわけです。
東京オリンピックが開かれるのが7月24日。
そのため、7月、はやくて6月まではレジ袋の有料化を急ぐ必要はありません。
そのため、そこまでは延期するといったことは大いに考えられます。
プラスチックごみがどういう被害をもたらすのか
プラスチックは小さくなってもプラスチックのまま残り続けます。
2050年には、海の中のプラスチックの量(重さ)が魚の量を超えると言われています。
世界中で取り組みが行われ、日本でも対策をとることになりました。
今回の主要20カ国・地域エネルギー・環境関係閣僚会合もこの問題の話し合いが目的の一つとして開かれました。
なぜレジ袋を規制するのか?有料化で消費を減らす
プラスチックごみが環境に悪いということは分かりました。
ではなぜ、レジ袋に目を付けたのか...
それは、レジ袋が大量に使われ、かつ必要ないことが多いからです。
国内では、国民一人当たり、1日1枚はレジ袋を使用していると言われています。
大量に使われているため、使用を減らすことができれば、環境改善に大きく貢献できます。
また、近年、マイバックを持つ人が増えています。
マイバックを持っていくことでレジ袋はいらなくなります。
本来、使わなくてもいい資源を使っているということで、規制の対象となりやすかったと考えられます。
また、要らないものということは捨てられるものということです。
袋の中身を取り出して、袋はポイ捨てする人もいますよね。
レジ袋はごみになりやすいんですね。
レジ袋有料化はどこまでが対象となるか?今後の展開
スーパーやコンビニではレジ袋が有料化することが決まっていますが、どこまで対象とするのでしょうか。
ホームセンターやデパート、本屋、衣料品量販店など範囲はどこまで広がるのか。
現在では、2020年に向けて話し合い、方針を決めていく予定です。
中小企業への配慮策を考えているようなので、中小企業の店舗への有料化の動きはまだ先になりそうです。
反対に、例えばユニクロなど大企業ではレジ袋の有料化を推し進めようとする可能性は高くなりそうですね。
ユニクロは世界2000店舗以上で包装材レジ袋を変えていくと発表しています。
具体的には紙製の袋に変えていくようです。
ZARAやH&Mなども紙袋に変えていくようですね。
また、政府は2030年までに、使い捨てのプラスチックの排出量を25%減らすことを目標に掲げています。
2030年までに25%削減という目標が達成できなそうとあれば、中小企業を含め広い範囲で有料化が増えていくと考えられます。
ほかにも、レジ袋の値段を上げたりするかもしれませんね。
まとめ
・レジ袋有料化は2020年4月1日から、延期の可能性あり
・レジ袋有料化の理由は環境問題とオリンピックでの世界に向けたアピール
・レジ袋有料化は大企業までは行わていく可能性が高い、削減結果次第ではさらに増えることも予想される
海の汚染を減らすためなので、有料化も仕方ないのかなと思います。
レジ袋有料化が広がらないためにも、ひとりでも多くの人がマイバックを使うようにしていくのがいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。